成熟社会 都市ストックの再編

気仙沼

気仙沼まちづくり調査報告書」(PDFファイル)

この「気仙沼復興まちづくり調査」は、これからいろいろなところに芽を出す「気仙沼の復興」に向けて作成されたものです。「今回の震災を通じてどのぐらいの被害が出たのか」「気仙沼はどのように発生し、発展・変容してきたのか」という点を切り口にしながら、私たちは2011年5月にフィールドワークを行ないました。「今後どのように気仙沼は復興を遂げていけばよりよい魅力をもつ都市になるのか」を考えるためにキーワードになるのではないかと私たちが考えたことをここではとりまとめています。

5月のフィールドワークは調査の時間の都合などもあって主に、[ 鹿折地区/中心地区/埋立地区および川沿い] の3つに分け、各々の地区が持つ土地のアイデンティティやポテンシャルを探し出すことを主眼に行なわれました。今回の被災状況を、埋立や開拓、街の歴史と結びつけて考えることで、街の新しいヴィジョンを形づくっていく1つのきっかけになればと考えています。今回は、問題意識の抽出に重きが置かれた中間報告的な内容になりますが、今後もう少し提案につながるようなかたちで精査していきたいと思っています。

住宅の復興のみならず、社会の復興も、短期的なプロジェクトと長期的なプロジェクト双方が必要とされると考えられています。ここで得られた知見は、その双方に対して、役に立つ情報を提供することを意図して作られています。

・ フィジカルプランの作成、産業基盤の再生など中長期的な計画を作っていく際の問題提起をし、その策定の際に1つの根拠となる情報を提供する。

・ イベントなどの住民主体の活動を行なう際、そのコンテンツ作成などの拠り所になるアイデアや情報を提供する。

・ 住民が自分たちの街について考える際の材料を提供する。

これは、これまで気仙沼と関係を持ったことのなかった、即ちある意味では「よそ者」でしかない私たちが、「気仙沼にとって大事なものは一体なんなのだろう」という視点を持ちながら作ったものです。住んでいる人々がこれまで意識してこなかった何らかの発見や手がかりがもしそこにあるとするならば、そうした点も街の今後を考える上での切り口になるのではと考えています。街の人々が主体になって形づくっていく「復興」に何が私たちにできるのか、私たちは街の人

々と議論をして、その上でできることをやっていきたいと考えています。

2011 年6月 慶應義塾大学SFC 気仙沼復興プロジェクト 歴史/文化/建築チーム

リンク SFC気仙沼復興プロジェクト

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